
みなさんこんにちは、ずーです。

この記事は
「母になるまでに大切にしたい33のこと」を読んで私の子育てへのモチベーションが高まった話をしています。

妊婦さん
この本との出会い
この本を買ったきっかけが、セン(次女)の妊娠でした。
2回目のお産という事もあり、痛みを知っているからこそすごく不安でした。
まぁ、コロナ禍っていうのもあり、旦那の立ち合いも出来ない状況も少しストレスになっていたんですけどね。
7、8ヶ月目ごろに、
「お産について知識が必要かも。お産や子どもに対しての考え方を自分は知る必要があるかも。」
と、ふと思ったんです。
アオ(長女)を妊娠してる時は1ミリも思わなかったんですが・・・。
むしろ、出産の痛み無いと思ってたし、笑いながら産めるんじゃん?ってナメまくってたんです。
実際は想像以上に痛くて苦しくて、こんなに痛いなら一生産まないって思ってました。
産後も育児本を見るのダサいって思ってたし、子育ての仕方とか生活してるうちに分かってくると思ってました。

本能のままで子育ては成立する!
って謎の自信がありました。
しかし、アオが成長していくにつれて何を考えてるか分かんなくなって、ただ私のイライラが募ってくだけでした。

アオとの関係も悩んでいたり、私の人生において妊娠する意味付けをしたかったんだと思います。
それで私の妊娠生活を意味のあるものにしたかったので、色々ネットで調べてるとこの本に出会ったのです。
怖い不安を受け入れる
この本は33の大切にしたいこと、教えが書かれています。
最初に数ページカラーで吉村医院の話が書かれていましたが、ペラペラっとスルーして・・・。
全体的にペラペラっとめくって印象に残ったページを読み進めました。
「11 体は知っている」
このページに引き寄せられて、ペラペラってページをめくりました。
目に入ったのは太文字で「怖いよー、痛いよー、痛いー」と書かれていたものでした。
(ま、太字だったってのもあって目に入ったと思うんですけどね。)
今の自分の感情と似てる!
怖いって思ってるのダメなんだって思ってたんです。
読み進めていくと、
声を出すことによって、怖がっている自分、不安に思ってる自分を否定せず、解放していけたのでしょう。
そして、声が出たのと同時につるつると赤ちゃんも出てきたそうです。
母になるまでに大切にしたい33のことより抜粋
と書かれていました
あ、怖いとか不安って認めていいんだ。って
少し心が軽くなったのを覚えています。
そこから読みたい欲が高くなり、気になる項目から読み進めていきました。
出産に向けての体の反応
この本を読んでいると女である事が喜びで、特別に感じます。
妊娠すると、つわりがあって辛くてきついもの。
出産も痛くて怖いもの。
それが当たり前で乗り越えないといけないって機械的に思っていました。
でも少し掘ってみました。
私たちには何兆個っていう細胞があって、生活するために従順しています。
「妊娠」っていう出来事が起きると全身にある何兆個の細胞は命を育てる方向にシフトします。
私と赤ちゃんにとっての1番いい状態を作り上げるのです。
出産に向けての仕事をするのです。
陣痛は気持ちいもの?!
陣痛は痛いの知ってるから怖かったです。
「陣痛の痛みが人を高めていく」
そんな言葉が書かれていました。
意味が分からなかったです(笑)
たまたま整体師である旦那にマッサージをしてもらう日がありました。
旦那のマッサージは気持ちいけど少し痛いなって思う時があります。
終わったら体の力が抜けてすぐ眠りにつけます。
体が床に吸い取られるような心地よさがあります。
「俺がやるマッサージってちょっと痛いでしょ。
この痛みは気持ち良くなるために必要なんだよ。」
と言ってきました。
「セロトニンって分かる?幸せホルモンなんだよ。
出産するときに痛いけど、セロトニンも出てるから本当は気持ちいいんだよ。」
そう言ってきました。
あんたは出産しないだろ、って昔の自分なら思いそうですが(笑)
その時は妙に納得しました。
マッサージの後の気持ちよさ=出産
ってなっていましたね(笑)
なんだか陣痛出産が楽しみに思えてきました。
実際に陣痛がきた時は、気持ちいいみたいな感情になった気がします。
この痛みと向き合う時間が尊かったです。(最初はね)
でも陣痛が強くなって、いきむ頃には、
(セロトニン?なんそれ。クソ痛いクソクソもう一生妊娠したくない!神様誓いますうぅ)
って心で思って、さらに強い陣痛がきて
「あぁぁぁっぁっぁグワァぁぁあっぁ」
って叫びながら産みました(笑)
子供の自信を育てる方法
妊娠の準備にも私の心を支えてくれた本なんですが、子育てにおいても肝に留めたい内容が書かれています。
「22 “その時”に受け止める」
「ねぇ、お母さん」と来たら、「なぁに?」と受け止める。
「ちょっと待って」とはねのけずに受け止めるのです。
母を求めるのは陣痛と同じです。
少し大袈裟にも捉えられますが、どうでしょうか。
今は共働きの時代で、忙しかったり手が離せないと「ちょっと待って」と言ってしまいます。
私もそうです。
セン(次女)を寝かしつけてる時に話しかけられるとちょっと怒ってしまいます。(反省)
でもアオ(長女)はただ頷いて欲しいだけなんだって思ったんです。
またセンを寝かしつけてる時に「ねぇマァマ」って言ってきたんです。
折り紙で何か作っててそれを見せてきたんです。
「すごいね。寝かしたら見にいくから待ってて。」
そういうと、夢中で折り紙を折ってました。
この小さな受け止め1つ1つが他の人への信頼を築いて自信を育てていくようです。
それが尊いことだと感じていきたいです。
ジェンダーレスや男女平等
今ではジェンダーレスの考え方が進んでいます。
この本では、女性は、母とは、と書いてあるのがほとんどです。
男性も子育てに参加すべきなど、男女平等の考えがあると思います。
私ももちろんその考えには賛成の部分もあるし、子育ては夫婦、周りの方に助けられて成していくものだと考えています。
けど、女の体で生まれてきて、妊娠できることは神秘的だし、当たり前では無いことを理解できればいいなって思います。
この本で
女の喜びは母になって深まり、女性が母となって到達するのはその静かな深い喜びに満ちた安らぎです。
とあります。
では、母になれないと喜びはないのか。
そういう風に捉えてほしくないと思います。
本能のまんま生きることが喜びだと思います。
目の前のことを一生懸命になることが喜びだと思います。
パートナーを全力で愛することが喜びだと思っています。
女だから出来ること、母だからできること、私だからできること。
私は役割を持ってこの体で生まれてきたと考えています。
書いた人はどんな人?
吉村 正/島袋 伸子
吉村 正 院長はどんな人?
吉村医院・お産の家院長である吉村正氏。
1932年愛知県で生まれました。
医学博士。
自身が29歳から医院の院長を務めています。
薬や医療機器などにほとんど頼らない「自然なお産」を提唱ています。
平成25年12月に退任しました。
島袋 伸子氏はどんな人?
吉村医院院長補佐の島袋伸子氏。
1957年東京都で生まれました。
NPO法人「相よるいのちの会」副理事長を務めています。
前衆議院議員。
吉村医院ってどんなところ?
http://www.ryutaro.tv/archives/000684.html より引用
吉村先生のお父さんから引き継いだ病院でした。
元々は最新機器が揃った現代的な病院でした。
しかし、「陣痛が来てるのに1人で部屋に閉じ込められて、装置を体につけられたら怖くて不安になる。これじゃだめだ。」
と思ったのがきっかけで、不必要な医療機器を処分して和室の分娩室を造って妊婦さんに寄り添いながら自然にお産をする産院へ変わっていったそうです。
(私も陣痛時にお腹に器具を巻かれて、体勢変えようとしたら「だめ!」と言われたのが辛かった・・・。)
薪を割ったり、囲炉裏を囲んで一汁一菜の食事をしたり、自然な環境があります。
促進剤やお腹を押して無理に出そうとせず、妊婦さんは自由な体勢で、イキみたいときにイキみます。
吉村医院はお産を生きる営みの一部として捉えている医院です。
最後に
私は、子どもを産むことに憧れがありました。
しかし、母親にはなりたくないと思っていました。
みんなが産んでるから産みたい、時期的に産みたい。
そう思っていたのは事実です。
母親でもバリバリ働いてるキャリアウーマンもいたり、母親だけど、キラキラしないとダサいって思っていました。
でももし本当に神様がいるとすれば、こんな私に授けてくれたのには必ず意味があると思っています。
アオが生まれてなかったら、ダラダラお酒ばかり飲んでたし。
健康にも気を遣わなかったし、ダイエットしておしゃれって楽しいって気づかなかったと思います。
母親になりたくなかったと言いましたが、私を母にしてくれたから、今があって、物事をいろんな角度から捉えることができるようになりました。
子供に求められているから生きている意味があると捉えています。
みなさんにも幸あれ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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